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2019年夏を大予測!


2018年の7月に行ったベーカリーの新製品調査では、東西で菓子パンに使用している素材の傾向が分かれました。関西ではフルーツ類が軒並み上位10位を固めていますが、関東では3つしか10位以内に入っておらず、逆に、ダマンドで多く使用されているアーモンドや乳製品など、コクのあるものが数多くランクインしています。 そこで、東西でそれぞれ傾向があるのではと考え、過去5年のデータをもとに傾向を分析しました。


東西で比較! 夏の菓子パン素材における5年間の人気動向!

(2014年〜2018年7月弊社調べ ベーカリー新製品調査 菓子パン使用素材ランキング)

■関西では乳製品が人気上昇!

 上記の関西ランキングを見ると、5年間を通してフルーツ類の比率が非常に高いことが分かります。また、毎回登場するチーズが、今年は2位に!チーズの他にも、ヨーグルトの人気も徐々に定着化しており、乳製品の人気が上がってきています。


■来夏の関西はコク濃!

 人気素材のフルーツ類ですが、その使用頻度の割合は、毎年アップダウンを繰り返しています。右グラフから、2018年は、フルーツ類の使用頻度が上がっていたことが分かります。そのため、2019年は全体から見ると、フルーツ類の使用は減少するのではないかと考えられます。

また、2019年の傾向が、2015年・2017年に類似すると仮定し、上記の素材ランキングを見てみると、チョコやナッツ類、バターなどの脂肪分の多いコクのあるものがランクインしています。 ハイカカオやルビーチョコレートで注目を浴びているチョコが、来夏に伸びてくる可能性が高いです。




■関東は、コクのあるリッチな素材が定着

 レモンは連続1位なものの、素材ランキングでのフルーツ類の割合が少ない関東。 逆に、関西ではあまり登場していない、バターやアーモンドが常に登場しており、コクのある 味わいが、人気が高い傾向にあります。



■関東ではコクのあるリッチな素材が定着

 関東では、3年連続でフルーツ類の使用品数の割合が減少していますが、右グラフをみると、100%を基準として、2年ごとに割合が上下していることが分かります。このことから、来夏はフルーツ類が盛り返してくるのではないかと予想!定番人気のレモンをはじめ、今年人気だった桃やベリー類などを中心に、色々なフルーツを使って、写真映えする色鮮やかなパンを積極的に作ってみてはどうでしょうか。

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