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2019年冬を大予測!


  弊社独自の2018年調査を元に、2019年の傾向を予測。冬発売商品の開発の際、ぜひご活用下さい。


【菓子パン】
■冬のフルーツアイテムに広がり!

 
 関西・関東で使用素材の1位はフルーツでした。昨冬は、フルーツでもりんごを使ってりんごフェアを実施する店が多くありましたが、今年はいちごフェアが目立っていました。関東のいちご商品については、半数近くが、あまおう、とちおとめ、さがほのかなどの人気品種を使って謳い、付加価値をつけて販売していました。
 また、いちごの他に、関西ではラズベリーが増加。ラズベリーが主役の、華やかなタルトやファーブルトン、ガレットなどの洋菓子風のパンが販売されていました。一方、関東ではオレンジが増加。チョコと合わせたお洒落なパンや、冬に珍しいオレンジが主役の爽やかなパンもありました。冬のフルーツ商品はいちごやりんごが中心ですが、ラズベリーやオレンジといったフルーツを使うことで、冬の売り場をさらにバラエティ豊かにできるのではないでしょうか。

■チョコのこだわりにビターチョコ!
  今冬の使用素材はフルーツの次にチョコが多く、チョコのこだわりも、チョコをダブル、トリプルに重ねるだけでなく、新たにハイカカオ商品の登場や、焼きチョコ、ほろにがショコラ、しみチョコを謳うなど広がりが見られました。こだわりの多くがビター系のチョコだったことから、カカオ感や苦みを感じられるビターチョコは、今後も注目を集めるのではないでしょうか。

 【菓子パン 新製品の分類別
 使用素材ランキング】
(前年比)

(2018年1月弊社調べ ベーカリー新製品調査より) 




【惣菜パン】
生地からヘルシーな惣菜パン!
 
 惣菜パンの新製品数は、関西では増加したものの、関東では大幅に減少していました。ラインナップ的にも冬らしい商品は例年と比較しても少なくなっていました。 そうした中でも、全粒粉やライ麦、米、豆乳などの素材が増加傾向。これらを生地に練り込み、メインの素材はチーズや野菜などを使った、どちらかといえばヘルシーな惣菜パンが見られました。惣菜パンは、メインの具材などで特徴を出すよりも、生地からヘルシーに仕上げるというのが新たなトレンドとなっているようです。

  【惣菜パン 新製品の分類別
 使用素材ランキング】
(前年比)
 (2018年1月弊社調べ ベーカリー新製品調査より)

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