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洋菓子市場における「味の複雑化」!


 時代の最先端をいくと言われる百貨店の洋菓子市場。季節の新商品調査のデータから、使われている素材の過去3年間の動きに注目して、傾向を探ってみました。
 
 まず、大分類ごとに素材の使用率の推移をみたところ、変化が見られたのがフルーツとチョコでした。
 
■フルーツは春に増加。種類も使い方も広がり!
フルーツの季節推移に変化がみられます(グラフ①)。年によって違いが出ているのが春で、ここ2年、3月の割合が高まっています。
そこで、春のフルーツに注目すると、種類が年々増加していました(グラフ②)。1つの商品に生の他、ムースやコンフィチュールなど様々な形で何種もフルーツを組合せて使用している商品が増えてきているようです。


 ■チョコも春に増加。春のイベントにチョコが活躍!
 
チョコは季節推移の波形が、2015年度は明らかに異なります(グラフ③)。例年ピークは冬ですが、春が一番多くなっています。チョコはバレンタインでピークになりますが、特設会場の盛り上がりで、逆に常設の洋菓子売り場はチョコ一色にならない傾向です。一方、イースター向けの商品はチョコ(特にホワイトチョコ)を使ったものも多いことから、春冬逆転がおこっているようです。
また、チョコと組合せている素材はフルーツが最も多いですが、新たに嗜好飲料系(紅茶・抹茶・コーヒー等)を組合せた商品が登場していた点にも注目です。

増加する洋酒。組合せに変化あり!
 次に、ここ近年増加がみられる嗜好飲料は、洋酒の伸びが著しいです(グラフ④)。2014年秋から使用割合が高まっています。2014年秋は、秋の味覚“芋・栗・南瓜”との組合せが目立ちましたが、2015年はさらにバニラやシナモンといった香辛料も組合せたものが増加していました。つまり、組合せる素材の数が明らかに増えており(グラフ⑤)、味が複雑化していると言えます。

 
 
 ■共通点は「味の複雑化」!
 一商品にいくつものフルーツを使ったり、芋・栗・南瓜には洋酒と香辛料を共にプラスするなど、全体的に「味の複雑化」が進んでいることが分かります。洋酒や香辛料、その他風味づけになるフルーツや飲料などをうまく重ねることで、“オリジナルの味を作り上げる”ことが今の洋菓子のトレンドと言えそうです。

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