2016年秋を大予測!
弊社独自の調査をもとに、2016年秋の傾向を予測。秋発売商品の開発の際、ぜひご活用下さい。
2015年秋の定点調査では、夏の調査から大きな変化が見られなかった為、
季節の新製品と洋菓子の調査から来秋の分析を行ってみました。
【菓子パン】 |
■コクのある糖に季節の素材をプラスしたパンが増加! |
関西では、秋の新製品が前年よりも25%増加していました。使用素材を見てみると糖類、特にメープルが増加していました。組合せとしては、くるみやアーモンドなどナッツ類との組合せが多く見られました。また同じ糖類では、黒糖や黒蜜などコクのあるものも見られるようになりました。
関東では、秋の新製品が前年よりも17%減少していました。使用素材は嗜好飲料類、チョコが増加、また関西と同じくメープルが増加していました。メープルを直接商品名に謳ったパンも多く、くるみやアーモンド、りんごなどの季節の素材との組合せが見られました。
また、パンに先行する洋菓子の調査ではフルーツ類が増加しており、主にぶどう、いちじくが秋のフルーツとして店頭に多く見られました。
来年は芋・栗・かぼちゃ以外にもメープルなどコクのある糖にぶどうやいちじくなど秋のフルーツやナッツ類を組合せた秋の菓子パンの開発をしてみてはいかがでしょうか。
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【惣菜パン】
■関西はシンプルに、関東は低カロリー素材が増加。
関西では、秋製品は増えているが、パン1個あたりの平均使用素材数が前年の3.3から2.6に減っていました。素材を見てみるとチーズ、きのこなど、乳製品や野菜類が減少、逆にとうもろこし、塩、マスタードなど昨年はランク外だった素材が増加していました。シンプルな惣菜系のパンが秋製品として登場してきています。
関東では、関西とは逆に使用素材は野菜類のきのこ、肉類の鶏肉といった低カロリーの素材が増加していました。各店で行われた秋のフェアではきのこ使ったものが多く、また2~3種類のきのこを使ったパンが今年の特徴です。きのこといえば”旨み”成分が含まれる事が特徴ですが、複数種類使用する事で”旨み”の深みが増し相乗効果が表れます。
来秋、関西ではシンプルな惣菜パンや食事の付け合わせとしても食べられるようなパンを、関東では鶏肉やきのこなど低カロリーの素材を使い、ヘルシーだが満足感のある惣菜パンを開発してみてはいかがでしょうか。
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